着物の加工

ゆのし・地入れ

着物を仕立てる前の加工として、「ゆのし・地入れ」があります。

ゆのしと地入れは、着物の種類により振り分けます。

染めの着物は、ゆのしをします。

織りの着物は、地入れをします。

ゆのしは、反物を高温の蒸気に通し、生地を柔軟にします。
また、生地のシワを伸ばし、風合いや発色を促し、光沢を与えるなどの作用もあります。

　
地入れは、大島や紬の糊を落とす為に水に通すことです。

水に通した後、ゆのしをします。

『着物にしみを付けたらどうしよう？…』
『雨に濡れたらどうしよう？…』なんてことはありませんか？
　
特加工は、着物の表面をコーティングしますので、着物本来の風合いや通気性、光沢はそのままで、撥水効果があり、しみや汚れなどから着物をガードします。

着物だけでなく帯でも、また仕立て上がりの品でも加工できます。

仮絵羽仕立ての品物、
(殆どお召しになっておらず)しみのない仕立て上がりの品物は、
一度着物を解いて、肩山・袖山・脇などの汚れを手直しし、
ゆのしにかけます。
　
トキゆのしは、一度解きますので、反物の状態での納品になります。
仕立も承っております。

「人から譲り受けたので袖が短い」
「長襦袢と袖丈が合わない」
という場合に、裄や袖丈のみを仕立て直しをすることが出来ます。
※身巾や身丈の寸法直しは、脇をすべて解いて、
仕立て直すことになりますので、現在、お受けしておりません。

七五三の着物で、お子様の体格よりも着物の寸法が大きい場合には、
肩や腰の部分で、肩揚げや腰揚げをすることにより
寸法を調節することが出来ます。